お知らせ

『お米≪きらら397≫』の産地北海道に行ってきました

 

2011年8月9日
組合員理事 谷口純子

毎年継続的に「視察と交流」を行っていてエフコープとは長いお付き合いのお米の産地北海道に7月13日(水)~15日(金)訪問、水稲の生産状況の説明を交えて交流をさせていただきました。北海道も7月に入って梅雨となり滞在中の2泊3日とも雨模様のお天気で肌寒さを感じる気温でしたが、幸いに圃場に着くと雨は上がり見わたす限り一面成長している稲穂をしっかりと見学することができました。

◆1日目・・【JA新すながわ】
JAにて今年3月に来協された女性部の方をまじえ、23年度産の生産状況の報告と意見交流をしました。「昨年はいもち病が多く発生したが今年は落ち着いていることや4月から7月までの低温・長雨・日照不足で冷害の危険性もあるのでこれからの気温が高ければ」などとお話しされていました。その後は『新すながわライスターミナル』と『利雪低温倉庫』を見学。『ライスターミナル』は半乾籾で受け入れ、異物除去や乾燥などの調整も行う穀類乾燥貯蔵施設です。また『利雪低温倉庫』は春先の雪を貯蔵室に蓄え、玄米を13℃~14℃で貯蔵(3月~9月)している雪エネルギーを利用したエコな玄米貯蔵施設で、機械エアコンによる冷房と比較して使用電力量を90%削減できるとのことです。
◆2日目・・【JA南るもい】
JAにて生産状況の報告と意見交流。新すながわと同様低温・長雨・日照不足ではあるが不稔の心配はなく今後天候の良好に期待しているとのことです。
南るもい地区は北海道で高品質(精米タンパク含有量が6.8%以下)のお米の生産比率が極めて高く、道内で№1の高品質米の産地になっています。また全国米・食味分析鑑定コンクールで3年連続の金賞を受賞しています。

◆2日目・・【JAあさひかわ】
JAにて生産状況の報告と意見交流。新すながわ、南るもいと同じく天候の影響で作業開始の遅れはあるが生育は平年並みに推移しているとのことです。
その後≪きらら397≫の圃場を見学。北海道は九州より温度が低いため不稔回避のためにも深水管理を行っています。その為、田の水位は10~15㎝はありその分畔道も高く北海道ならではの水田風景でした。この時、米作りにいかに温度が影響するかを理解できました。
◆3日目・・【コープさっぽろ】
≪コープさっぽろ≫は店舗事業が中心で現在111店舗あり訪問した春光店は駐車場300台、テナントに衣料店・100円ショップ・パン屋・クリーニング店が入っており大型ショッピング店を思わせる店舗でした。平日の午前中にも拘わらず来店者も多く組合員にとって店舗が支持されているという印象をもちました。
◆【感 想】
北海道のお米の銘柄に≪きらら397≫≪ほしのゆめ≫≪ななつぼし≫≪ゆめぴりか≫が主流として生産されていますが全体的に≪きらら397≫≪ほしのゆめ≫は推移または減少傾向、その分≪ななつぼし≫≪ゆめぴりか≫は拡大の方向に進められて行くようです。特に≪ゆめぴりか≫は北海道のブランドの銘柄にということで配分制で全道あげて取り組んでいます。

そのお米の栽培では4月播種~9月収穫まで日々気温やお天気との戦いで、特に6月下旬の実をつける短い期間に温度が下がると実の入らない不稔状態となり収穫に影響します。また病害虫の発生を防ぐために圃場周辺の環境整備や防除の為の農薬の使用方法・回数に常に努めるなど「お米は八十八の手間がかかっている」と言われる所以が納得できました。これからは昨今の地球温暖化の影響で北海道ではお米を始めとする農産品の生産はますます拡大されていくのではないでしょうか。

日本古来の主食である「お米」は唯一自給率100%の農産品です。その中、北海道はお米の作付け面積は全国第一位、収穫は新潟県についで第2位です。今回その生産地を訪問し生産者の顔が見えることの安心感、各JAの女性部のみなさんのパワーあふれるお話しでの親近感で「少しでもお米の需要のおすすめを」と、また「一粒一粒に感謝を込めて日々食しなければ」改めてと思いました。

生産者の方々にはこれからもエフコープの組合員から支持されている≪きらら397≫を届けていただき継続的に「視察と交流」が続くことを願っています。